「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」からライギョが外れた件

気温が20度を超える日が出てきて、桜も満開になり、なんとなく落ち着かなくなってきてはいるものの、今年はまだ釣りしてません。

さて、今年の初めに話題になっていた、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト（案）ですが、先日、（案）が外れた最終版（PDF）が公表されました。

「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト（生態系被害防止外来種リスト）」の公表について（お知らせ）
https://www.env.go.jp/press/100775.html

（案）の時点でいわゆるライギョ（カムルチー＆ライヒー）がリストから外れることがほぼ確定していたわけですが、実際に最終版でリストから外れていることが確認できます。

これで、なんとなく気分的にスッキリしました。

とはいえ、先日も書きましたが、雷魚釣りをしていて理不尽な思いをすることは今後もなくならないと思います。

やはり、特に高齢者の思い込みは、誰かが何か言ったところで変わりようがないでしょうし、意見者がどのような人かはわかりませんが、「ライギョは掲載すべし」と、パブリックコメント（PDF：意見番号218～220）を送った人もいたようです。

日本魚類学会では環境大臣あての意見書の中で、「ライギョを掲載すべし」としています。

また、「ライギョは掲載すべし」としたパブリックコメントへの「対応」欄には、

“略　非掲載としたものについて全く問題にならないものと決定したものではなく、略　「入れない、捨てない、広げない」の外来種被害予防三原則を呼び掛けていきます。”　

と記載されていて、ここでも「完全無罪」ではないことが分かります。

しかし、何はともあれ、今回のリストから正式に雷魚が外れたことは、素直に喜びたいと思います。