2023/2/26

大型二輪免許取得の話。その4
罠に嵌められ合格を階段の途中で知らされ、卒業式は終わり間際からの参加でした。さらに、後日行った鴻巣の運転免許センターにはボケをかましてしまい受付終了間際に駆け込むこととなりました。
よくわからんが合格らしい
卒検を受けたあとは16:00からという合格発表に戻ってくればどこに行ってもいいというので、一番最初の受験者でかなり時間があったこともあり、一度会社の事務所に行って昼飯を食いながらテレビを見て時間をつぶしていました。
程よいタイミングを見計らって、教習所の駐車場に着いたのがちょうど16:00頃。
駐車場から入口へ向かう途中で合格発表があるというロビーが窓から見えるのですが、誰もいない。
ロビーに入ってみると、やっぱり誰もいない。
つーか、人がいないにもほどがあるだろ、ってぐらい人っ子一人おらず、合格発表をしてるような掲示板なども見当たららいので、きょろきょろしていると、試験官だった先生が走り寄ってきて、
「俺さん、こっちです。」
って、階段を上り始める。
口頭で合格を知らされる
あれ?合格発表って2階だったのかな?
なんて思いながら半信半疑で付いていくと、階段の途中で先生が振り返りながら、
「あ、俺さん、合格です」
って。
え、なに?合格発表ってこんな感じ?
つーか、他の人は?
なんて思う間もなく先生が2階の教室の扉を開けると、50人くらいの生徒らしき人達が机に座ってこっち見てる。
で、先生が、
「俺さん、ココです」
一番前の一つ空いていた席に案内してくれた。
つーか、卒業式とっくに始まってんじゃんよ。
慌てぶりから見て、試験官の先生時間読み間違えたね。
しかし、前の扉から入って一番前の席とか、晒し者じゃんか。
他の生徒たちは、あのおっさん何やってんだろ、とか思ってんだろーなー。
と、心の中でつぶやきながら机の上にある書類になんとなく目を通していると、
教壇でなんかの説明をしていた先生が、
「何らかの免許を持っている人はここまでになります。
卒業おめでとうございます。
初めて免許を持つ人はもう少し説明があるので残ってください。」
って。
卒業式終わりじゃんかよ。
さらに、教壇の先生が僕に向かって、
「何かわからないこととかありますか」
って、
分からないことだらけだよ。
とはいえ、半分ぐらいの人の卒業式はここまでとか言う状況で、
「初めから全部説明してください」
とか言えるわけないので、
「あ、大丈夫です」
と答えて卒業式は終了しました。
僕の記念すべき大型二輪教習の卒業式は、3分ぐらいでした。
最後の最後にこんな罠に嵌められるとは思ってもいなかったぜ。
大型二輪免許を手にする
卒業証明書とか鴻巣の運転免許センターで免許証の書き換えの際に必要となる書類は、卒業式の時に一式もらっているので、免許センターでは特に記入するものも無く収入証紙を買って書類に貼るだけの状態なんですが、書類の説明を受けていない自分が焦ったのは、書類の説明文に「受験生」と書いてあること。
あ?なに?写真撮って視力検査受けるだけなんじゃねーの?
と焦ったのですが、ググってみたところ、この視力検査(と受け答えで聴力検査)で不合格になることもあるので、指定教習所を卒業して学科試験実技試験が免除であっても、受験生という扱いなんだそうな。
教習所で渡された書類は、運転免許申請書、卒業証明書兼卒業検定合格証明書、質問票の3つ。
運転免許申請書には、日付と自分で決める免許証のパスワード以外の必要事項は印刷されていました。
質問票は、過去に気を失ったことがあるかとか、医者に運転を止められていないか、といった内容。
それと、なんで卒検は朝一なんかなあ、と思っていましたが(自分は午後の卒検でしたけど)、指定教習所を卒業して学科試験無しで免許をもらおうとする人は、鴻巣の運転免許センターでの受付時間が13:00から13:45なので、卒検に合格したらその日のうちに鴻巣で免許がもらえるようにとの配慮ようです。
一度スルーしてしまい遅刻しそうになる
卒業式の3日後、教習と同様に仕事をさぼって、水曜日に鴻巣の運転免許センターに免許の書き換えに行ってきました。
国道17号を北上して行くのですが、平日昼間だと結構渋滞していることもあるので早めに出発。
したものの、むしろ空いててかなり早く着きそうな感じ。
30分前には着いちゃうかも。
なんて思っていたら、熊谷バイパスの分岐まで来てしまった。
鴻巣の運転免許センターに車かバイクで行ったことのある人なら誰でも知ってることですが、国道17号から運転免許センターに向かうには、鴻巣警察署と黄色い建物のバイク量販チェーンレッドバロンというサルでもわかる目印のある交差点を曲がるのですが、いつの間にか華麗にスルーしてました。
そんなこんなで慌てて戻り、広いけど枠が無駄に狭い運転免許センターの駐車場に車を止めた時には受付終了10分前の13:35ぐらい。
これ書きながらGoogleEarthで調べてみたら、鴻巣警察署の交差点から熊谷バイパスの分岐まで3.5kmもあった。
せめてもっと早く気づけよ。
国道17号から鴻巣警察署とレッドバロンのある交差点を東に曲がってちょっと走ると丁字路になり、正面が運転免許センター。
駐車場はそこを右に曲がって200mぐらい先の左側にありますが、木がわしゃわしゃ伸びているのでちょっと駐車場看板を見落としがち。
駐車場の免許センター正面玄関に近いところからでも正面玄関まで100mぐらいあって、駐車場がだだっ広いので止める場所によっては300mぐらい歩くかも。
駐車場から正面玄関に向かう途中の左側がちょっとした公園のようになっていて、喫煙所があります。
メガネの条件は付かず
運転免許センターの正面玄関を入ってすぐ左に収入証紙の売り場があって、証紙を貼る運転免許申請書を見せたら必要な申請手数料分(1,750円)を用意して貼ってくれた。
ロールカーテンが下がっているところが証紙売り場。
で、収入証紙売り場の反対側に受付カウンターがあるのだけれど、大型二輪の窓口の8,9番窓口は結構並んでて時間がかかりそう。
間に合うか心配になりながら並んでいたら、程なくして閉まっていた10番の窓口が開いて、
「こちらでもどうぞ」と。
どうやら受付時間までに窓口に並んでいれば受け付けてくれる模様。
受付時間外の受付窓口。
学科試験を受けたりする人は、合格発表もココの電光掲示板であります。
ググってみたら意外と運転免許センターの見取り図ってなかったので、貼っておく。
(クリックで拡大画像)
運転免許申請書と質問票を渡して無事に受付をして、受付の横のドアから上の図で言うところの適性検査室に入ると、視力検査機が並んでいて視力検査を受けます。
自分はここ数年視力が衰え、両眼で0.7あるかはかなり怪しい。
健康診断の視力検査では片眼で0.6となることもあるぐらいで、普段でも夜に運転するときはメガネを使っています。
「眼鏡等」の条件が免許証に付いちゃうのは嫌だなあ、と思いつつも、不合格だと困るので一応眼鏡も持参。
結局眼鏡無しで無事に視力検査を通過したら、3階の第6学科試験室(かなり広い)に案内されました。
教室に入った順に奥の列の前から座っていくのですが、この時の席の並び順はこの日終るまで変わらず、写真撮影はこの順番で行われます。
待ち時間は結構長い
ココではまず、免許の交付手数料(2,050円)の証紙を貼る紙と学技免等整理票をもらいました。
で、この紙をもって教室の列ごとに集団で2階の技能試験待合室の入り口付近にある証紙売り場に行って証紙を買ったら(ココでも証紙は貼ってくれました)いったん解散。
15:00に6番教室で再集合。
なお、希望者は証紙代と一緒に交通安全協会会費もお支払い。
自分は入らんかったけど。
再集合すると、運転免許申請書が返却されて、この日に発行される免許証の内容が記載されている紙を渡されて記載内容の確認。
この内容確認の紙は左半分が本物の免許証と同じレイアウトでフォントも同じ。
で、運転免許申請書と内容確認の紙を持って、写真撮影。
教室の列ごとに並んで1階の朝の受付窓口へ。
適性検査室にある撮影ブースで順番に写真撮影。
この撮影の際に運転免許申請書と内容確認の紙を撮影してくれる人に渡す。
なお、撮影は結構テンポよく進むので、髪の毛とか表情とか気にしている余裕はありませんでした。
撮影が終わった人から、再度いったん解散。
次回集合は16:20。
免許証をもらおうとする人の数とか、免許センター側で書類の確認とか免許証の作成とかの作業とかの都合で仕方ないのは分かるんですが、待ち時間が多いんだよねえ。
ようやく、晴れて大型二輪免許を手にする
さて、再度第6学科試験室に集合して、いよいよ新しい免許証が貰えます。
ここで、最初の席の順番が終わりまで変わらないことが威力を発揮します。
席の順にずらずら並んで新しい免許証を受け取りますが、新しい免許証が席順で用意されているのでほとんど受け取るだけ、といった感じでかなりのペースで渡されていきます。
実際には、交付手数料の2,050円分の証紙を貼った紙と古い免許証との交換なので、古い免許証で本人確認しながら新しい免許証を手渡してくれる、というかたちです。
新しい免許証を受け取って記載内容に問題が無ければ、受け取った人から順次終了。
ということで、大型二輪の免許を取りました。
7月後半に、ピコーンと大型二輪免許取得が閃いて「実質1週間ぐらいで取れんじゃね?」と思ってから4か月後でした。