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バイクのこと

2023/2/20

大型二輪免許取得の話。その3

Uターンが出来なかったりシミュレーション教習で激しく酔ったりしながらも、無事にみきわめをもらい第二段階を終了しました。

大型二輪免許

大型二輪教習第二段階編

さて、第二段階の教習です。
細かいことは忘れてしまいましたが、第二段階では2つの卒検コースを走りながら、急制動や回避体験が挟まる、といった教習内容でした。

その間に、1時間だけシミュレーターの時間があって、飛び出しなどの事故になりそうな場面を経験します。
なお、これが最悪の体験でした。

課題各項目の克服

卒検コースは2コースとも、外周、坂道発進、踏切通過、障害物回避、車線変更、見通しの悪い交差点通過、急制動、狭いクランク通過、狭いS字通過、定速走行区間(40km/hだったかな?)、一本橋、スラローム、波状路通過があって、それぞれ通過する順番が違っているだけです。

第二段階では基本的にこの2つのコースを回って、途中で走る際の注意とか、急制動とかがあるわけですが、一本橋、スラローム、波状路の、いわゆる課題走行の練習は第一段階の最初だけ、と言われていたものの、第二段階で時間が余ると課題の練習もさせてくれました。

何度か第一段階の人と一緒の教習となりましたが、検定コースを2つとも暗記していたせいもあり、その時にはたいてい「1コースの後2コース回ってください。時間が余ったら課題をやっててください」と野放しになることがあり(実際には結構観察されてる)ました。

そんな時には、ちゃあっと検定コースを終え、まあまあの時間を課題の練習に使うことができ、上手くなることはありませんでしたが、何とか課題を こなせるようにはなりました。
とはいっても、一本橋は卒検を含めて一度も10秒を超えていないと思います。

どっかの時点で、不等間隔に置かれたコーンでスラローム、というのも1回ありましたが、走る前はそのことを教えてくれなくて、走り終わってから、
間隔が場所によって違ったんで、いつものスラロームとは違いますよね
とか何とか聞かれましたけど、もともとスラロームが下手なので、コーンの間隔の違いには気付きませんでした。

Uターンを一度も成功せず

また、出来なくてもかまいません、という前提でUターンの練習というか体験がありましたが、これも全然ダメでした。

そもそも普段NSRに乗っていても、NSRでUターンできない人なのですが(必要な時は跨ったまま足で漕いでUターン)、アップハンの教習車でもやっぱりできませんでした。

くるーりと、180度向きを変えるまでは行くのですが、そこから立ち上がれず右足を着いちゃう。
そっか、アクセル開けてみよう
と、くるーっと回ってアクセル開けたら、縁石を超えて使っていない8の字コースまで爆走する始末。
それでもやってる本人は結構楽しくて笑ってたんですけど、先生は焦ってましたね。

結局4,5回挑戦して一度も成功することなく、Uターン体験は終わり。
先生には、
「おかしいなあ、出来てるんだけどなあ」
と不思議がられました。

関係ないですけど、8の字コースは大型二輪教習で使う教習所と使わない教習所があるようですが、どうも8の字コースかS字コースのどちらか一方をやるようです。

シミュレーターで激しく酔う

混んでるからか、なんなのか、教習の予約は第一段階のときから基本的に2時間連続でしか取らせてもらえませんでした。

教習を受け始めるにあたり、「雨の日と夜は絶対に教習を受けない」と固く誓っていたため、この時期は日没が早いこともあり教習を受けたのは全て平日業務時間内。
仕事をさぼって教習を受けてるので、教習後も仕事があります。
土日は予約取れないし。

で、身体がポンコツなので2時間も教習受けると疲れちゃって、仕事する気が無くなるんですよね。

ココの教習所は予約済みの教習が終わると次の2時間分の予約ができるシステムだったのですが、一度この2時間を1時間ずつ別の日にしてもらおうとしたところ、受付のお姉さんが、
「2時間連続で取れますよ」って。

いや、疲れるから1時間ずつ受けたいんだよねえ。

「2時間連続で教習受けちゃえば次の予約も早く取れますし」
って、1時間で予約してくれる雰囲気が無かったので仕方なく2時間連続で予約。

でも、シミュレーター教習を受ける日だけはシミュレーター教習の1時間だけ。

この1時間がなかなか辛い教習でした。


シミュレーター教習は、実車では体験できない子供の飛び出しとか対向車のはみだしとかの事故りそうな場面を体験するのですが、シミュレーターは出来損ないのバイクみたいなもので、1ミリも傾かないくせにブレーキレバーとかシフトペダルとかがあります。

道路などの映像は正面のまあまあ大きいモニターに出てくるのですが、シミュレーターの操作は一応実車と同じような操作をします。

というようなもので教習を受け始めて10分ぐらいで、変な汗が大量に出てくる。

シミュレーター教習は、通常の教習と違ってどんな格好でもいいとのことだったので、この日はスーツのまま受けていたのですが、自分でも「暑いのかな?」と半信半疑でジャケットを脱ぐ。
でも汗が止まらず、そもそも「暑い」って感覚が無かったのですが、そのうち気分が悪くなり、
「あ、これ酔ってる」

そう気づいたら益々気分が悪くなり、残り20分ぐらいからは、
「早く終わんねーかなー」
という思いで頭がいっぱい。

コースの説明を受けて、シミュレーターで走って、飛び出し食らって、画面にリプレイを映しながらその場面での注意事項なんかの説明を受ける、ということをコースを変えながら何度か繰り返すのですが、先生の説明は全く頭に入らず言われたコースを走るのでせいいっぱい。

終った時には変な汗でびっしょりだし、頭痛もしてるしで、翌日までダメージが残りました。


後でググってみたら、自分と同じようにシミュレーターで酔う人はいるようですが、平気な人は全くダメージが無いようです。

ちなみに僕は船酔いするタイプの人間で、もう10年以上も船に乗って釣りをしてませんが、船釣りするときには酔い止めのセンパア飲んでも酔います。

それでもオーバー無しでみきわめをもらう

ところで、埼玉県の高校では11月から車の免許を取るために教習所に通えるところが多いのですが、もともと混んでいることもあって、さっさと卒業するようにかなりのプレッシャーを教習所から掛けられました。

第二段階の頃になると、館内放送で出来るだげ10月中に卒業するようにとの放送があり、自分も教習が進んでみきわめが近くなってくると、みきわめ取れたら最初の卒検の日に卒検を受けるようにと指導を受けました。

好意的に考えれば、みきわめの時の運転とかを忘れないうちに卒検を受けたほうがいいよ、ってことなんでしょうけど、早く卒業しろオーラはなかなかのものでした。

とはいうものの、雨の日は教習を受けないと決めていたため、前日の17:00までならキャンセル料無しで教習のキャンセルが出来ることを利用し、予約前日の天気予報で天気が怪しい時には何度かキャンセルしたりしてたので、卒業したのは11月後半となりました。


そんななか、12時間目の教習日。
みきわめの日です。

かなり緊張してたのは覚えてるのですが、どういう内容だったかは全然思い出せず。
ということで、いろいろ端折りますが、みきわめをもらいました。

卒業検定に挑む

ということで、いよいよ卒検に挑むわけですが、ココの教習所の卒検は週に1回か2回(よく覚えてない)平日朝8:30からと月一(たぶん)で日曜13:00から卒検があります。

朝が苦手、というか朝早く起きるのが嫌いな自分としては午後に試験のある日曜が希望でしたが、みきわめのタイミングで一番早い卒検の日は平日。
でも、みきわめ貰って恐る恐る卒検の予約をしに行くとその日は既に予約がいっぱい。
しかも、その次の試験日が日曜日の試験日という幸運に恵まれます。

しょっぱなからボケをかましながらもお褒めの言葉を頂く

そして迎えた卒検の日曜日

この日の二輪車の卒検受験者は、大型二輪が自分を含めて二人、のはずがもう一人がサボって僕一人。普通二輪が3人か4人、小型二輪が二人。
女の子が3人いて、今の世代男女の区別のないバイクブームを感じます。

30年以上前に中型免許取りに教習所に通ってた頃も空前のバイクブームでしたが、教習生に女性は皆無でしたからね。


2つある卒検コースのどちらで試験をするかは、この日の試験直前まで知らされません。
試験前にバイクに乗ることもできません。

試験の順番は、大型、普通、小型、の順番で行うとのことで、大型二輪の卒検を受ける自分が普通車の卒検も含めてこの日最初の受験者となりました。


一度試験前に二輪の受験者が教室に集められて、点呼の後コースの発表とか受験の順番とか色々説明がありましたが、走り出してから最初の外周の途中までは試験に入っていないんだそうで、転んでもエンストしても減点にならないとのことでした。

最後に質疑応答があり、指名されたのでサイドスタンドのはらい方について確認。
「第一段階1時間目の教習の際に、ココの教習所ではサイドスタンドをはらってから跨るように指導してる、とのことでしたが、今日もスタンドはらってからまたがる順番でいいんでしょうか」
「今日もはらってから跨ってください」

あと、この日は普通車の他に大型車の試験もあって、全体の受験者がかなり多いとのことで、
「合格発表はいつもより遅い16:00ごろの見込みなので、試験が終わった人はその頃にまた集まってもらえればどこにいても構いません。」
とのこと。

しかし、のちにこれが罠だったことが発覚します。


それはさておき、この日最初の受験者の私が試験に挑みます。

発着所に止めてある試験車両に前後の安全確認をしてから跨り、ミラーを合わせ、ブレーキレバーの幅の調節までしちゃったりして、エンジンをかけようとしてふと下を見たら、
サイドスタンド出たままだった。

みんなの前で自分が確認したのに。

やっべー、と思いながらも素知らぬ顔で左足でサイドスタンドをはらい、エンジンをかけて試験開始しましたが、すっかり舞い上がってしまいなんだかよくわからないうちに試験終了。

自分の中で一番のネックだった一本橋は、事前にググったところによると1秒足らないと5点減点とのことだったので、100点満点中70点残っていれば合格の試験なので、橋から落ちないことだけを考えて7,8秒で駆け抜けました。落ちたら即検定中止で不合格ですからね。

発着所に戻り、バイクを降りると試験官の先生に、どうでした?と聞かれたので、
舞い上がっちゃってなんだかよくわかりませんでした。
と言うと、
「そうですか?急制動とか良かったですよ」
とお褒めの言葉をいただく。

ついでに、
「発車前にブレーキのあたりいじってましたけど、何してたんですか」
と聞かれる。
ブレーキレバーの調節する人はあんまりいないらしい。

僕は普通の人よりも握力があるので、ココの教習所のバイクの柔いブレーキだと、ぎゅっと握るとグリップにブレーキレバー付いちゃうんです。


で、試験終った人から一度解散なので、事務所に行って昼飯喰いながら時間までテレビ見てたんです。


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