2023/4/7

YZF-R1(4C8)のスターターリレー交換
昨年(2022年)4月の終わりに納車されたYZF-R1(4C8)ですが、納車されて半年ほどたったころからセルの回りが悪くなり、バッテリーに問題が無かったのでひとまずスターターリレーを交換してみました。
しばらく乗っていなかった10月に、POIの断熱スパッツ(?)も履いて、「今日は高速に乗っちゃうぞー」ってETCカードも挿してやる気満々でエンジンをかけようとしたら、
クシュシュ。
あれ?
クシュ。
あら、エンジンが掛らん。
つーか、セルがまともに回んない。
でも、何回か繰り返しているうちにエンジンがかかったので、とりあえずそのまま徘徊に出かける。
エンストこいたらエンジンかかるのかなあ、とか思いつつ徘徊していたら、ガス欠ランプが点いちゃった。
給油して、恐る恐るセルスイッチを押してみると、あっさりかかった。
ここんとこ乗ってなかったからバッテリーの充電が足りてなかったのかもしれん、なんて思っていたのだけれど、この2週間後に乗る前に充電器に繋いでみたら、ほぼ満充電。
でもやっぱりセルモーターの回りが悪く、バッテリー自体は納車時に新品にしてもらっていることもあり、どうやらバッテリーの問題ではない模様。
となるとモーターかあ。
参ったなあ。
心当たりはあるんです。
納車前に店長さんに、
「これ、セルモーターの調子が悪かったんだけど、どういうわけかここんとこ調子がいい。だから、納車後にセルの調子が悪くなったら補償期間(1か月)プラス1か月ぐらいなら無償対応しますよ。」
って、言ってもらってたんですよねえ。
でも、納車された後も調子が良く、つーかむしろ絶好調で、セルスイッチを押すや否や、
キュルッ、ボボボン!
って感じで簡単にエンジンがかかってたんですけどね。
セルモーターが壊れるのはYZF-R1の持病らしい
ググってみると、自分のと同じころの年代のYZF-R1は、セルモーターにオイルが侵入して壊れることが多いらしく、その手の記事やらユーチューブの動画やらがいくつも出てくる。
しかも、オーナーさんが自分で交換してる記事がいくつも。
でもネットで見つかるセルモーター交換の記事とか見てると、セルモーターを交換するにしても修理するにしても、スロットルボディーを外したりなんだりでかなりめんどくさそう。
それに、メーカー純正のセルモーターが5万円ぐらいとかなりお高い。
純正の品番(4C8-81890-01)でググるとアマゾンなんかで2万円ぐらいの互換品とやらがたくさん出てくるけど、どっちにしても自分でやりたくないなあ。
と思っていたら、セルモーターではなく、スターターリレーが原因でセルモーターの回りが悪くなることがあるらしい。
スターターリレーも純正品は7千円ぐらいと安くはないけど、セルモーター5万円と比べたらだいぶ安いし、何しろ交換が簡単そうなので先にとりあえずスターターリレーを交換してみる価値はありそう。
これで治ったらいいのになあ。
1D0-81940-02
ということで、どこのサイトだったか忘れてしまったけれど、ネットで落としたPDFのパーツリストで調べたところ、
YZF-R1(4C8)の純正スターターリレーの部品番号は、
1D0-81940-02
で、部品名が、
STARTER RELAY ASSY
スターターリレーを交換
さっそく交換。
スターターリレーの交換については、こちらのページを参考にさせてもらいました。
まずシートを外してからタンクの両脇にあるカバー、オーナーズマニュアルで言うところのパネルAとパネルB、を外すと出てくる、タンク左右の六角穴付きボルトと先端部分の六角穴付きボルトを外すと、タンク後部を支点にしてタンクが持ち上げられる。
この車種だけなのかどうかは知らんけど、タンクを完全に外すわけではないのでNSRや他のキャブ車のようにガソリンチューブを外すとかはしなくていいんですって。
んで、タンクを持ち上げたのはいいけれど、持ち上げたまま保持するステーのようなものが無いのでどうしようかと思ったけど、良いのがあった。
ナマズ釣りで使ってる、ラバーネット。
上で挙げた参考サイトではプラハンマーかなんかをエアクリーナーボックスにテープで止めているようですが、このラバーネットは差し込んでいるのみ。写真が下手でよくわからんけど、タンクのへこみとトップブリッジの下に上手くはまって、まるでラバーネットがこのための道具のよう。
タンクの下にあるゴムのカバーのようなものを、うりゃ、っとめくるとスターターリレーが見える。
スターターリレー自体はボルトとかで固定されているわけではなく、変なステーに刺さっているだけなのでグイっと持ち上げると作業できる位置まで顔を出します。
リード線を引っ張らないように乳白色のナイロンコネクターを外して(まあまあ固い)、端子を止めているボルトを2本外す(結構固い)。
ナイロンコネクターはリレー本体にぽちっと引っかかっているので(上の写真のリレー中央部分)、ここを押し込みながら外す。
左が外したリレー。右が新品のリレー。
見た目は特にどうということは無い。
端子を新しいリレーにボルトで固定して、リレーにコネクターを挿して、変なステーにリレーを刺すと、スターターリレーの交換は終了。
セルモーターを交換
結局原因はセルモーター
新品のリレーを取り付けて、ゴムのカバーを戻してタンクを下した時点でテスト。
キーをオン位置にしてセルスイッチを押す。
クシュシュ、シュ。
あー、セルモーターの故障確定ですね。
ヤマハ純正のYZF-R1(4C8)用スターターモーター(セルモーター)の品番は
4C8-81890-01
後日、買ったバイク屋さんに持ち込んで、純正スターターモーターに交換してもらい、スターターモーターと工賃で7万円近くかかりました。
まだ500kmぐらいしか乗ってないのに。
カネのかかるバイクだのう。
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ヤマハ純正YZF-R1(4C8)用スターターモーター
4C8-81890-01
YZF-R1(4C8)用スターターモーター(4C8-81890-01)互換品
YZF-R1(4C8)のスターターモーター互換品
ヤマハ純正YZF-R1(4C8)用スターターリレー
1D0-81940-02